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キャプチャー映像を加工&編集(MAC)

[マッキントッシュ]

概要

とりあえず、以下のハード&ソフトを揃えれば、MACでの映像変換には苦労しないでしょう。

DVDをMPEG4(H.264含む)形式に変換するならHandBrakeを、MPEG2を変換するときはMPEG Streamclipを、QuickTimeで読める映像は、MPEG StreamclipかQuickTime Player(with QuickTimePro)を使ってください。

映像bitrateは、H.264ならbppとは XXとは 画質 画質指標、mpeg4ならbpp早見表を参考に。私は、映画サイズでも、映像256kbps、音声24〜32kbps(場合によってサンプリングレートを22.1KHzに下げる)くらいでエンコードしてます。画像が暗くて、かつ、色や輝度の変化が少ない所でブロックノイズ出まくりだけど、人物の顔等の細部をきっちり再現して欲しい所はクッキリハッキリ。多少ぼやけることもあるけれど、シナリオ重視なら十分に許容範囲かと。さすがに、これより下げると、画像がぼやけて人物の顔が判別できなくなります。デジタル素材のアニメだと256kbpsでは細部が潰れるけど、その場合は512kbpsくらいに上げると少しマシに。2Mbpsくらいに上げても大差なし。

QuickTime Player

QuickTimeProを購入しているなら、【muxed形式のMPEG映像・DVD・VOB】以外で、かつ、インターレース除去の必要が無い場合は、QuickTime Playerで一通り事足ります。QuickTimeProを購入していない方は、QuickTime Playerではなく、MPEG Streamclipを使いましょう。

MPEG Streamclip

MPEG2キャプチャ映像など、Mixud形式のMPEG映像をエンコードする場合や、インターレース除去する場合に必須です。Mixud形式を映像と音声に分離(Demux)すると映像と音声にずれが生じることがありましたが、MPEG Streamclipを使えば、Demuxの必要がないので音ずれなしに変換できます。上で示したようなコーデックを入れておくと便利です。MPEG Streamclipやx264Encoderの使い方は、x264Encoder 0.5.2設定参考を参照してください。

HandBrake

DVDやVOBファイルからのエンコード機能しかありません。何故か、QuickTime7.2環境下では、avc1Decoder0.6.7かPerian1.0がインストールされていると、HandBrakeでエンコードした画像を開こうとしたときに、QuickTime Playerが落ちます。ただし、他のQuickTime依存アプリケーションを使えば正常に再生されます。/Library/QuickTime/からPerian.componentとavc1Decoder.componentを外しておけば(再起動は要しない)、QuickTime Playerでも正常に再生できます(ただし、QuickTimeと互換性のないオプションを設定していない場合に限る)。原因は、HandBrake(0.8.5 b1以前も含む)が不正なヘッダ部分を作ってしまうバグと、QuickTime7.2がそのヘッダを見るとクラッシュするバグによるそうです。この問題については、HandBrake0.9.0で解消されています。

中学英語程度の語学力があれば、特に悩む部分はないでしょう。HandBrake0.9.1以降で、H.264のエンコードオプションを設定したいときは、Advanced設定を弄くります。設定するオプションの内容は、HandBrake Guidex264 Optionsを参考にしてください。そのオプションが意味することは、全てではないですが、次に説明するx264Encoderの設定を見れば分かる項目があります。かなり適当に表にしてみました(あまり内容を信用しないように)。

項目 推奨値 説明 Option表記
Reference Frames 4 複数参照 ref=
Mixed References check 複合参照 mixed-refs=
B-frames 3 Bフレームの最大連続枚数 bframes=
Direct Prediction Automatic Bのbit節約 direct=
Weighted B-Frames check 適応重み付け予測 weightb=
B-Frame Rate Distortion check Bフレームのレート歪み最適化 brdo=
Bidirectional Refinement Bフレームの動き予測精度向上 bime=
Pyramidal B-Frames check Bフレームを参照フレームに使う b-pyramid=
Motion Estimation Method Uneven Multi-Hexagon モーションベクトルのサーチ方式 me=
Motion Estimation Range 32 umhまたはesaで使える動き捜索の範囲 merange=
Subpixel Motion Estimation 7 動き予測全般の算出方式 subq=
Analysis All 細かいマクロブロックを使う analyse=
8x8 DCT check 8x8DCT変換 8x8dct=
Deblocking デブロックフィルタ deblock=
Trellis 2 適応的量子化 trellis=
No Fast-P-Skip check 早い段階でPフレームのskip検出しない no-fast-pskip=
No DCT-Decimate no-dct-decimate=
CABAC Entropy Coding check 符号記述方式 cabac=

また、それ以外のオプションを設定したい場合は、Current x264 Advanced Option Stringの欄に追記しておくと良いようです。右上のToggle Presetsをクリックすると、Presetsの一覧が出ます。気に入った設定は、ここに保存しておくと良いでしょう。

2ちゃんねる情報によると、Constant quality指定だと一部音声が無音になるらしい。Average bitrate指定だと大丈夫らしい。

turbo.264

設定項目が極めて少ないのですが、専用ハードウェアでエンコードするので、高速処理が可能なようです。G4マシンでも最新マシンのソフトウェア処理より高速にできるとか。v1.1から設定を弄れるようになったらしく、画像サイズ、アスペクト比、フレームレート、ビットレートおよびAACの設定が弄れるようです。MPEG Streamclipでも設定が弄れるとか。

キャプチャ映像をh.264にエンコードする環境としては、MPEG-2再生コンポーネント+MPEG Streamclip+turbo.264が最強かも?しかし、画質はイマイチらしい

Mencoder

コマンドラインのツール。使い方の詳細はMPlayer and MEncoder on MacOSXぬるぽwiki等を参照。

MPlayerをインストールするとMencoderも自動的にインストールされる聞いて、1.0rc1をインストールしてみてもMencoderらしきファイルがインストールされてません。Mencoderはいずこへ?もしかして、自分でコンパイルせんといかんとですか?

OpenShiiva

以前は大変重宝したOpenShiivaですが、最近は全く更新されていません。H.264未対応であり、OpenShiivaで出来ることは他のソフトでも可能になっているので、現在は全く使っていません。

最終更新時間:2007年12月16日 23時12分59秒

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