{{category TVゲームユーザ連絡協議会}} {{outline}} !!!違法判決は著しく不当 このページに書いてあることが「改造が違法である」根拠であるかのように使われているようなので、補足します。ここで述べていることは、'''改造を違法とするのは法律の趣旨を曲解した不当判決'''であるということです。そして、裁判は当事者主義にて行なわれるため、ユーザー不在の場で出される判決にはユーザーの利害が考慮されないことが問題です。例えば、ユーザーの行為が違法である前提で訴えを起こした場合、訴えられた側がそれに反論しなければ、ユーザーの行為が違法である前提で判決が出されるのです。そして、それに対して、ユーザーが反論される場は与えられていません。だからこそ、ユーザーが自分たちの権利を守るためには、ユーザー自身が声を上げる必要があるのです。'''ユーザーがしっかり監視していないと不当判決が日常的に行なわれる'''のです。 !!!改造問題 ときメモのセーブデーター販売をめぐって、最高裁は、スペックコンピュータの同一性保持権侵害を認め、その販売を差し止める判決を下しました。その後、同様の裁判でWESTSIDEも敗訴しています。どちらも、ユーザー不在の場で、ユーザーの権利に言及することもなく、著しくユーザーの権利を侵害する不当判決です。ACCSは、この判決が私的改変を違法とした判例だと主張しています。もちろん、これは勝手な拡大解釈ですが、ユーザーがこのまま黙っていれば、ユーザー不在の場でユーザーの当然の権利が奪われることになるでしょう。 以上のような現状を打破するために、当協議会事務局設立準備室を立ち上げました。法解釈について意見を述べるのは憲法に保証された言論の自由ですから、誰も自由な意思表明を制限することはできません。ユーザーに何が出来るのかを見極めて行きましょう。 これらの判決を軽く考えている人が多いようですが、甘く見ては痛い目を見ます。今、まさに、改造コード&セーブデーター界は始まって以来の危機を迎えています。 !!判決はすべての改造が違法という前提に立っている 最高裁判決は、物語が変らない改造は違法としていないと解釈している人もいるようですがそれは違います。最高裁判決でストーリー云々の話が出てくるのは「セーブデータを改変しても著作物を改変するわけではない」という主張に対する反証です。よって、ここで言うところのストーリーとは、物語的な部分に限らないゲームの進行・展開すべてを指すと考えるべきで、すべての改造が違法だということを前提にした判決が出たのです。もちろん、'''これは法律を曲解した不当判決'''です。何故なら、改造の主体が改造データ提供者にあるという、実態を無視した無茶苦茶な論理に基づいているからです。 !!著作者侵害は刑事罰の対象 著作権法には、賠償規定だけでなく罰則規定もあり、著作者人格権侵害は、親告罪であることが明記されています。(ただし、故人の著作者人格権を侵害した場合は親告ナシに公訴できます。)つまり、ソフトメーカーから訴えがあれば、警察機関が著作者人格権を侵害した者を逮捕することもあり得るということです。改造コードページの主催者が、明日にでも、逮捕されてもおかしくはないのです。 !!改造コードやセーブデーターがなくなる? この判決を受け、一般的法解釈では合法とされる利用者による私的改変等も著作者人格権侵害に当たる、と一部のメーカー団体等が公式に見解を示しました。本件については、個人ユーザーを標的にした訴訟が懸念されます。多くの個人ユーザーは、金銭的にも時間的にも、著作権法の正しい運用を求めて裁判を戦うだけの体力を持ち合わせていません。一部メーカーの一方的主張に不服を申し立てるすべもなく、著作物の公正利用が妨げられてはユーザーの権利は守れません。このように非常に深刻な状況なので、改造コードやセーブデーターの公開を取り止める人もいるでしょう。下手をすると、改造コードやセーブデーターの歴史がここで終わってしまうかもしれません。誰かが行動を起こさない限り、いずれ、改造コードやセーブデーターがなくなるでしょう。 {{lastmodified}} {{category_list TVゲームユーザ連絡協議会}}