「ビール(コーラ)でも陽性になる」の嘘

はじめに 

このページは「日本は諸外国よりCt値を高く設定している」の嘘の一部である。

ネット上の情報を鵜呑みにする前に 

ネット上の陰謀論等を目にして「俺は真実に覚醒した」と思っている人は、是非、新型コロナの主要なデマに掲載した高知東生氏の次の言葉に耳を傾けてほしい。 以下は特に重要。

  • 裏を読む以前に、表の仕組みすら何も知らない
  • 誰でも見れる情報「本当の真実」は裏ではない
  • 都合のいい妄想ってつなぎ合わせただけで案外辻褄があう

裏を探そうと世界中のジャーナリストが躍起になっている。 専門に情報を追っている人でさえ簡単に見つけられない情報を一般人が簡単に見つけられるわけがない。 それに気づいた高知東生氏こそが本当の覚醒者である。 それに気づかない人は、未だ、自らが覚醒者だと勘違いした妄想の中に漂っている。

噂と真相 

次のようなTweetによりデマが拡散されている。

ビールでコロナ陽性反応😂

Abbott製抗原検査キット

2021年3月25日午前5:44(MJGA) - Twitter

製造会社と製品名が明記されており、Abbott製「Panbio™️ COVID-19 Antigen Rapid Test Device」であることがわかる。 これは抗原検査キットであってPCR検査ではない。

本品は、イムノクロマトグラフ法を測定原理とする鼻咽頭ぬぐい液中のSARS-CoV-2抗原を検出する試薬である。

SARSコロナウイルス抗原キットPanbio COVID−19 Antigen ラピッド テスト - 独立行政法人医薬品医療機器総合機構

イムノクロマトグラフ法については以下を参照のこと。

一定の化学反応を利用した検査法であるので、想定外の化学反応を引き起こす物質を投入すれば、想定外の反応が起きるのは当たり前である。 SARSコロナウイルス抗原キットPanbio COVID−19 Antigen ラピッド テスト - 独立行政法人医薬品医療機器総合機構によれば、妨害物質・妨害薬剤の可能性については42種の物質についてテストして「表示した濃度まで影響しなかった」としている。 しかし、炭酸、クエン酸(果汁等に含まれる)、塩素(水道水に含まれる)、フッ素(一部の国の水道水に含まれる)については一覧に含まれていない。 一般的な食品や水道水に含まれる化学反応を引き起こしうる物質については、妨害物質・妨害薬剤の可能性が全くテストされていないのである。 もちろん、ビールやコーラには酸である炭酸が含まれるため、想定外の化学反応を引き起こしても何ら不思議ではない。

測定結果の判定法

1.SARS-CoV-2 陽性(+)

テストライン(T)およびコントロールライン(C)にラインが認められた場合

陽性

2.SARS-CoV-2 陰性(-)

コントロールライン(C)にのみラインが認められ、テストライン(T) にはラインが認められなかった場合

陰性

3 .判定不能(再検査)

コントロールライン(C)にラインが認められなかった場合は、たとえテストライン(T)が認められたとしても、検査は無効である。別のテストデバイスを用いて再検査すること。

判定不能

SARSコロナウイルス抗原キットPanbio COVID−19 Antigen ラピッド テスト - 独立行政法人医薬品医療機器総合機構

先ほどの画像と比較してみると、コントロールラインがないため、これは陽性ではなく判定不能となる。 つまり、想定外の化学反応による影響を判定不能として排除できているのであり、これはこの検査の信頼性の高さを示している。

尚、検査時間についても指定がある。

8)15分後にテストデバイスの判定領域を観察し、ラインの有無により判定する。

注意:反応から20分以上経過したテストデバイスは判定に使用しない。

SARSコロナウイルス抗原キットPanbio COVID−19 Antigen ラピッド テスト - 独立行政法人医薬品医療機器総合機構

つまり、このキットは15分以上20分未満で表示を確認しなければならない。 2〜3分程度では結果が出ている動画は早回しである可能性が高く、同時に時計を撮影していない場合は、この時間が守られていない可能性も考慮する必要がある。

総合案内

科学一般

疑似科学等

医学

地震

電子工学

相対性理論

量子力学

基本

標準理論

解釈等

実験・思考実験

外部リンク