カメレオンSIM
b-mobileのLTEサービス(カメレオンSIM)が発表されたが、今ひとつである。 「月に1.5GB使うなら」IIJmio高速モバイル/Dサービスよりも「カメレオンSIMの方が安い」と無理矢理褒めているブログがあったが、それは、あまりに無理がありすぎる。 これは、例えて言うなら、福岡−東京間の移動時間の長短を問うのに「新幹線より早い」と言うようなもので、飛行機と比較しない理由を問いただしたくなるだろう。 モバイル通信においては、月に1.5GB使う前提でなら、その前提で選ばれることの少ないIIJmio高速モバイル/Dサービスとではなく、多数の人が迷わず選択するであろうUQ WiMAXやXi(クロッシィ)と比較すべきだ。
- 全体的に料金が割高
- U300は、速度より価格が売りだがイオン限定SIM(100k)やIIJmio高速モバイル/Dサービス(128)より高い
- Fair 1GBは、IIJmio高速モバイル/Dサービス(128+クーポンまたは1GB)より割高
- フラット1Mは、UQ WiMAXやXi(クロッシィ)より割高
- Fair 1GBやフラット1Mは、制限容量に達した途端に利用期間が終了する
- IIJmio高速モバイル/DサービスやXi(クロッシィ)では制限を超えても低速通信が可能
- UQ WiMAXは制限がない
毎月のプランを自由に変更できるメリットを協調しているが、プランの選択ミスによって料金が大きく変わるため、事前に通信量が分かっている場合を除いて極めて使い難い。 また、Fair 1GBは、前払いで8,800円を支払う必要があるため、支払い方法としても今ひとつである。
これまでの日本通信の製品は使い勝手は悪いが上手に使えばとても安くなるものが多かった。 例外的にイオン限定SIMなどは使い勝手も良くて料金も安かった。 しかし、カメレオンSIMは使い勝手が悪い上に、さらに、料金も割高である。 プランを適切に選んでも他社のプランを利用した方が割安となる。
これほどまでに魅力に乏しいカメレオンSIMは、従来の日本通信の製品に比べて大幅に伸び悩むのではないか。 今後の料金改定などを期待して様子見をした方がよさそうである。
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