M1(Apple Silicon) MacintoshでWindowsアプリが動く!

CrossOver Mac 20 

2020年12月1日現在、M1 MachintoshでMicrosoft Windowsアプリを動作させる唯一の方法はCrossOver Mac 20だけのようである。

The new Apple Silicon-based Macs have dropped and the reviews are very positive. They've delivered faster machines that use less power, and they run CrossOver 20 brilliantly!

新しいApple SiliconベースのMacが投下され、レビューは非常に好意的である。 より高速で省電力なマシンが提供され、CrossOver 20を見事に実行する!

We have a range of the new systems on order. But we got impatient and discovered that our local Best Buy had the cheapest Macbook Air in stock, so we bought it and loaded CrossOver 20.0.2 onto it.

順番にさまざまな新しいシステムを準備している。 しかし、私たちは焦って、地元のBest Buyに最も安いMacbook Airの在庫があったので、それを購入してCrossOver20.0.2をロードした。

We also installed the beta version of Big Sur 11.1, because we know it has some critical fixes to Rosetta. After we did that, we were able to fire up CrossOver and install and run a wide range of Windows applications. We got Quicken to work: the desktop version of Among Us, where you can actually use your mouse,and we were even able to have a satisfying session of Team Fortress 2:

また、Rosettaにいくつかの重要な修正があることがわかっているため、Big Sur 11.1のベータ版もインストールした。 その後、CrossOverを起動し、さまざまなWindowsアプリケーションをインストールして実行することができた。 Quickenは、デスクトップバージョンのAmong Usで実際にマウスを使用でき、Team Fortress 2の満足のいくセッションもできた。

That's incredible when you consider that we're on literally the cheapest Apple Silicon device you can buy - one that gets thermally throttled and is missing a GPU core.

文字通りに最安価で熱的に抑制され、GPUコアを搭載していないApple Siliconデバイスを使用していることを考えると、これは信じられないことである。

I can't tell you how cool that is; there is so much emulation going on under the covers. Imagine - a 32-bit Windows Intel binary, running in a 32-to-64 bridge in Wine / CrossOver on top of macOS, on an ARM CPU that is emulating x86 - and it works!​ This is just so cool.

水面下で多くのエミュレーションが行われていることがどれほどCoolかは言えない。 x86をエミュレートしているARM CPU上で、macOS上のWine/CrossOverの32から64へのブリッジで実行される32ビットのWindows Intelバイナリ - そしてそれが動作することを想像してみて欲しい。 これはとてもCoolである。

Now it isn't perfect; Team Fortress 2 showed some lag. I think we've got some work to do on that front.

Team Fortress 2には多少の動作遅れがあったように、今はまだ完璧ではない。 その点についてはまだやるべきことがいくつかあると思う。

But I can't get Brian to stop playing Witcher 3...

しかし、BrianにWitcher 3のプレイをやめさせることはできない...

Okay, I'm on the bandwagon - Apple Silicon is officially cool - CodeWeavers Blog

Brianって誰やねんw

CrossOver Macについて知らない人に補足しておくと、これはUNIX系OS用のMicrosoft Windows互換APIであるWineをMachintoshで動作するようにしたものである。 Wineそのものはオープンソースで開発されており、互換性については動けば儲け物という所である。 CrossOver Macは有償ソフトだが、Microsoft Windows互換機能は完全に無償であり、Machintoshで動くようにしたり、インタフェイスを使いやすくしたり部分が有償となっている。 完全無償でMachintoshで動作するWineビルドもあったが、使い勝手はCrossOver Macの方が圧倒的に優れている。 よって、「お金をとっておいて互換性が低い」と文句を言うのはお門違いである。 100本くらいソフトを入れて、その半分が動けば御の字くらいで考えてもらいたい。

私は、オープンソースにしてはそこそこの互換性があったので以前は使っていた。 しかし、Machintoshの性能が上がり、安価に大きなメモリが搭載できるようになったのでParallels Desktopでも十分な性能が出るようになったこと、CrossOver Macの日本代理店が取り扱いをやめてしまったことなどから、最近はParallels Desktopしか使っていない。 が、今後は購入を検討したい。

Parallels Desktop 

Parallels DesktopはM1 Machintosh版を開発しているが、Microsoft Windowsアプリへの対応については含みを持たせているだけで態度を明確にしていない。

Apple が 2020 年 11 月 10 日に開催したイベント「One more thing.」では、Apple M1 チップを搭載した初の Mac コンピューターが発表されました。

Parallels は、Mac が Apple M1 チップを採用することで実現するパフォーマンス、電力効率、仮想化機能に大きな期待を抱いています。 Apple M1 チップ搭載の Mac への移行は、Rosetta テクノロジーの活用により、大半の Mac アプリケーションでスムースに進むはずです。 幸いなことに、Parallels Access™、Parallels® Toolbox、および Parallels® Client ソフトウェアについては、Parallels がそれらの製品をユニバーサルバイナリとして再構築する前の段階でもスムーズに動作しました。 ただし、仮想マシンは例外です。 Parallels® Desktop for Mac の既存のバージョンでは、Apple M1 チップ搭載の Mac 上で仮想マシンを実行できません。 ただし良いニュースとしては、Apple M1 チップ搭載の Mac 上で動作する Parallels Desktop for Mac の将来のバージョンは、既に開発が進んでいます。

今年 6 月 22 日に開催された Apple の開発者会議「WWDC」の基調講演で、Apple Silicon を採用した Mac が初めて発表された際、Apple は Parallels Desktop for Mac の試作版を使用して、Apple Silicon 上で Linux 仮想マシンを完璧に動作させるデモを行いました。 WWDC 以来、Apple M1 チップ搭載の Mac 上で動作する Parallels Desktop の新しいバージョンは、大きな進歩を遂げています。 当社は、Parallels Desktop をユニバーサルバイナリに切り替え、仮想化コードを最適化しました。 このバージョンは、新しい MacBook Air、Mac mini、13 インチ MacBook Pro においてテストされる予定で、その結果には大きな期待が集まっています。 また Parallels は、ARM プロセッサ上で Windows の x64 アプリケーション サポートが追加されるという Microsoft からのニュースにも驚いています。

Apple M1 チップを搭載した Mac への Parallels Desktop 対応状況について - Parallels Blog

今後の可能性は大きく3つある。

  • 自社技術でx86コードに対応する
  • ARM版Microsoft Windowsを提供してもらうよう交渉中(または済)
  • Microsoft Windows対応はしない

最初の選択肢はかなりハードルが高い。 現実的な選択肢は2番目であろう。 Parallelsとしても3番目は選びたくなかろう。 というのも、現行ユーザーの大部分がゲストOSとしてMicrosoft Windowsを使っているだろうからである。 Microsoft Windowsアプリが使えなくなると多数のユーザーを逃してしまう。 ARM版Microsoft Windowsについて言及したのは、既にMicrosoftと交渉済みで守秘義務によって何も言えないことを示唆しているのではと勘繰りたくもなる。 ただ、公式に何も発表されていない以上、現時点では何もわからない。


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