SoftBank 4G

まとめ 

一言で言うとXi(クロッシィ)と同じく、帯に短し襷に長しである。

詳細 

なお、2012年10月のご利用分より、月間5GBを超える通信は自動で送受信最大128kbpsに制限されますが、2GBのご利用ごとに2,625円をお支払いいただくことで、5GBを超えた通信でも、制限なくご利用が可能です。

業界最速のデータ通信サービス「SoftBank 4G」を提供開始 - ソフトバンクモバイル株式会社

DoCoMoに準拠したサービス内容であり、全く見る価値はない。

AXGP 

次世代PHSをベースにTD-LTEとも互換性があるといった説明がSoftBankの公式見解で、「XGPは将来的にはTD-LTEに近いものになる」と松本副社長も言っていました。

しかしこれらは方便に過ぎず、実際はTD-LTEが100%互換、つまりほとんどそのまま持ってきているのが実情でした。 TD-LTEは国産ではなく、中国で推し進められる3.9Gの通信規格です。

全てはiPhoneのために!SoftBankのTD-LTEがAXGPである理由 - すまほん!


そもそも高度化XGP、以前某所では、「帯域の20MHz化、上りSC-FDMA化などなどは元々XGPの標準仕様に入っていたものでたいした意味はない」と説明したのですが、こっそりもう一つ、ものすごく重要な変更がされていることにいまさらながら気がつきまして。

それが、下りバースト長と上りバースト長の変更。 これは、もともとのXGP規格には含まれていません。 具体的には、下りバースト長は625 x m usec以下、上りバースト長は625 x n usec以下、でm+nは2、4、8、16のいずれか、と、ごっそりとフレーム構成が変わってしまっています。

元々、XGPはPHSとアンテナを共用すると言う前提で、上下バースト長をPHSと厳密にそろえていました。 と言う経緯から考えると、この改変は歴史的にも規格的にも非常に奇妙なんですね。 上下タイミングがそろわなくなると言うだけでなく、上下バースト長の合計が5msecだけでなく10msecも許されている、と言う点が特に奇妙なんです。 PHSとの共運用性をまるっきり無視。

さて一方のTD-LTE。 こちらは、別のところで解説したとおり、フレーム長は5msecまたは10msecで、1msecのサブフレームを単位にさまざまな構成が許されています。 実はこの構成の中にいくつか、上の「下りバースト長は625 x m usec以下、上りバースト長は625 x n usec以下」と言うところにぴったりと当てはまるものがあるんです(ポイントは「以下」の2文字)。

つまり簡単に言ってしまえば、TD-LTEそのものであっても、高度化XGP技術基準を満たしてしまう構成が存在してしまうと言うことです。 その他のスプリアスとか副次発射などは余り詳しく調べてはいませんが、3GPPの基準どおりに作ればおおむね高度化XGPの基準を満足できそうな雰囲気。

つまり、TD-LTEと高度化XGP、制度上は同じものに見えてしまう、と言う「制度互換」状態が成り立っているっぽいんですよね。 すごい盲点でした。

TD-LTEとXGPと制度互換に関する妄言 - 無線にゃん

ようするに、電波上の免許の指定が大雑把であるために、中国産のTD−LTEをそのまま持ってきても高度化XGPと見分けがつかない盲点を利用した偽装国産技術となっているということである。 しかし、これはエンドユーザにとってはあまり興味が無いことだろう。

エンドユーザにとって重要な問題は、技術よりもサービス内容の方だろう。 XGPは元々はWILLCOMの技術である。 WILLCOMの倒産に伴ってXGPはソフトバンクが出資する別会社に分離された。 WILLCOMは当初から規制のない通信サービスを行なっていたので、WILLCOMがXGPサービスを提供していたなら規制のない通信サービスとなることが期待されていた。 それなのに、ソフトバンクはDoCoMo準拠の規制付きサービスとしてAXGPを開始したのである。 帯域を確保できたソフトバンクとしてはおいしいのかも知れないが、エンドユーザの立場で見ればガッカリとしか言いようがない。