地震爆発論(笑)

CCS原因説について 

CCS地震原因説について動画で手っ取り早く見たい人は次をどうぞ。

地震爆発論(笑)の全般的な特徴 

詳細は後で紹介するが、地震爆発論(笑)の全般的な特徴を簡潔にまとめると次の通りとなる。

  • 現実世界の法則を無視した提唱者の空想の世界での考察のみで結論づける
    • 提唱者は、化学や物理の基本法則を全く理解できていない
    • 提唱者は、それ以前の基本的な空間認識能力等にも問題がある
  • 主流学説の内容を正しく理解せず、誤解したままにしている
    • 書籍の文章読解もまともにできていない
    • 必要事項以外を省略した簡略図を見て、省略事項がない前提で解釈する(文系かw)
    • 提唱者の空想の世界でのみ生じる問題を提起して、主流学説を批判する
  • 自ら提唱した内容に対して、計算、実験等を一切行わず、証明責任を全く果たさない
  • 素人向けの啓蒙であるにも関わらず、自らの主張をわかりやすくまとめることをしない

提唱者の基本的姿勢の問題を除いて、詳細な解説は以下のページで行う。

まず、詳細は石田昭氏の化学や物理の法則に対する無理解で解説するが、地震爆発論(笑)の地震発生のメカニズムを見ると、数々の化学や物理の基本法則に反していることがわかる。 というか、通常の空間認識能力があれば容易にあり得ないと分かる図が描いてある。 よって、提唱者は、現実世界の法則を全く理解できていないものと思慮される。

また、詳細は石田昭氏の主流学説に対する無理解で解説するが、提唱者は、主流学説に基づく書籍等の内容を正しく理解していない。 例えば、提唱者は、地震波の伝搬を示す概略図を見て、主流学説のために物理法則を捻じ曲げたと言い出す。 しかし、これは、省略されているであろう地球の歪曲や非連続面以外での屈折(カーブ)を考慮すれば、通常の物理法則に沿った波の伝搬・屈折を記載した図にすぎない。 高度な数式を駆使した科学理論の本などでは、理解促進のための付けられているはずの図の意味が全く理解できず、別の手段で理解して初めてその図の意図が理解できるという本末転倒な図も多い。 しかし、提唱者が誤読した書籍の内容はそれらより遥かに易しい。 畑違いとは言え、土木工学という理系の元教授であれば、そのような誤読をすることは、常識的にあり得ない。

そして、提唱者は、主流学説の間違った理解や、現実世界の法則に対する無知・無理解に基づいて主流学説を批判する。 さらに、提唱者は、現実世界の法則に対する無知・無理解に基づいて、現実世界では成立しない珍説を提唱する。 提唱者は、持論が、化学や物理の理論に基づいた計算上で矛盾がないか、あるいは、計算結果と観測事実が一致しているかどうかは一切検証しない。

提唱者は、一度だけ、査読付き科学誌に投稿した。 しかし、それが非掲載になると、正当な理由(証拠のない妄想集にすぎないから)の説明を受けているにも関わらず、証拠固めなど再掲載に向けた努力の一切を放棄した。 そして、石田地震研究所(笑)や地震爆発論学会(笑)なる自称学会のwebサイトにて、素人向けの啓蒙に勤しんでいる。 しかし、地震爆発論(笑)の具体的な内容は、情報が分散されていて、全く整理されていない。 査読付き科学誌に掲載された論文であれば、情報が分散しているのは止むを得ない。 しかし、個人で編集できるwebサイトで発信しているなら、まとめることは容易であろう。 提唱者は、素人向けの啓蒙に勤しみながら、そうした情報をまとめる努力さえ怠っている。

地震爆発論(笑)は科学の必須条件を一切満足せず、疑似科学に見られる次のような特徴を有している。

提唱者は「間違いだらけの地震学が国を滅ぼす」と主張するが、実際は、勘違いだらけの地震爆発論(笑)が常識人を笑わすだけである。 ロバート・ゲラー(東京大学名誉教授、地震学)氏が爆笑するのも当然だろう。

地震爆発論学会(笑)なる自称学会の初代会長は、名古屋工業大学土木工学科の元教授の石田昭と名乗っている。 J-STAGEの論文等を検索すると、確かに、石田昭という名古屋工業大学の土木工学系の教授は実在していたようだ。 しかし、既に説明した通り、地震爆発論(笑)は、中学校で学ぶ化学や物理の基本法則の多数に反しており、現実世界では絶対に実現不可能なファンタジーである。 というか、どう見てもギャグにしか見えない(笑)。 この場合、どれが正解なのだろうか。

  • 中学生レベルの化学や物理の知識がなくても土木工学系の教授になれる
  • 本物の元教授になりすました全くの別人
  • 元はまともな人だったが、ボケて変なことを言い出した

尚、当ページは無秩序に記述を増やし過ぎたので、内容を簡潔に整理しなおした。 地震爆発論(笑)残骸に整理前の残骸を残しておく。

疑似科学としての評価 

地震爆発論(笑)は社会的有害性の低い疑似科学である。 何故なら、中学レベルの科学知識があれば容易に看破できるファンタジーにすぎないからである。 まともな人なら、たとえ、主流学説に疑問を持ったとしても、主流学説とは比べ物にならないほど荒唐無稽な地震爆発論(笑)を無批判に受け入れることはあるまい。 ただし、情報リテラシーがゼロに近い人を除けば。

  • CCS地震原因説にも懐疑的(情報リテラシーが高い人)
  • CCS地震原因説は信じるが、地震爆発論(笑)が胡散臭いのは分かる
  • 何の疑いもなく地震爆発論(笑)を真に受ける(情報リテラシーがゼロに近い人)

常識で考えれば、3番目は最も少数派であろう。 ある程度の教養のある人でも真偽の判断がつかない疑似科学は社会的有害性が高いが、地震爆発論(笑)にはそうした性質が全くない。 だから、あまり目くじらを立てる必要はないだろう

と、考えていたが、Web上で情報を発信する人を見ると、CCS地震原因説を流布する人と地震爆発論(笑)を流布する人の多くは被っており、2番目の層が最も少数派に見える。 これは、ノイジー・マイノリティ(陰謀論支持者はギャーギャー騒ぎたがる)によるものかも知れないが、本当に3番目の層が最も多数派であるなら世も末だろう。

とりあえず、鳩山由紀夫氏のCCS地震原因説のようなタイムリーなネタなのでSEO的な意味でツッコミを入れておく。 何故なら、SEOをきちんとやらない疑似科学批判は無意味であるからである。

基本的姿勢の問題 

序文

著者は、地震学を専門として学んできたわけではありません。 十年前までは、自然災害科学という分野で、海象災害の一部(津波の研究など)を研究テーマとしていました。 したがって、難解なものになってしまっている地震学の全貌を把握した上で、本書を書いたわけではないことを、お断りしておかなければなりません。

地震の謎を解く - 地震爆発論学会P.3

「地震学を専門として学んできたわけではありません」で、「地震学の全貌を把握」していないなら、どうして、自分が間違っていると考えないのか。

ただ、地震予知が、遅々として進歩せず、多くの一般大衆から、地震関係者が、ひいては、地震学が、信頼を失っていく現状を見て、もっと自由に所見を述べあって、地震予知の方法を前進させるべきではないだろうか、と思っている次第です。

地震の謎を解く - 地震爆発論学会P.3

「地震予知が、遅々として進歩せず、多くの一般大衆から、地震関係者が、ひいては、地震学が、信頼を失っていく現状」があったとして、ど素人が「自由に所見」を述べる価値が肯定されるわけではない。

地震予知を確立するには、なぜ地震が起きるのか、地震の発生機構を知る必要があります。

地震の謎を解く - 地震爆発論学会P.3

石田昭氏は、何を根拠にそう言っているのか。 たとえば、量子力学では、なぜそうなるのか誰にも解明できていないが、現象の予知は正確にできる。 科学では、現象を正確に予測できれば事足りるのであり、原理解明は二の次である。 そして、原理が解明されていなくても、現象を正確に予測してきた。 科学は、ニュートンの時代から、ずっとそうである。 逆に、原理が解明されても、予測に必要なデータの取得が困難であれば、地震を予知することはできない。 それなのに、石田昭氏は、何を根拠に、「なぜ地震が起きるのか、地震の発生機構を知る必要」と主張するのか。

現状で地震予知が難しいのは、どの地点にどれだけ歪が蓄積されていて、今後どれくらいのペースで増えて、どこまで耐えられるかの定量的なデータが得られないからである。 見えない部分の断層、プレート等の動きを調べるセンサーがないのだから、定量的なデータが得られないのは当然であろう。 だから、歴史的文献等を基にして、この地点では何百年おきに大地震が起きてるからそろそろ危ないね、というくらいにしか予想できないのである。 百万歩ほど譲って、地震爆発論(笑)が正しかったとしても、地下の水やマグマの動きを調べるセンサーがないのだから、予想精度を高めることはできない。 事実、地震爆発論(笑)でも、トリックで的中させたかのように偽装した事例以外、地震予知には全く成功していない。 このように、地震予知技術が未熟であることと、地震の発生機構の知見は全く別物である。 石田昭氏は、両者を混同させることで、あたかも主流学説が正しくないかのように見せかけているだけである。

地震の発生機構は、そんなに複雑なものである筈はありません。

地震の謎を解く - 地震爆発論学会P.3

石田昭氏は、何を根拠にそう言っているのか。 そもそも、地震爆発論(笑)のような無駄に複雑な珍説を唱えている石田昭氏が、「地震の発生機構は、そんなに複雑なものである筈はありません」と主張するのは明らかなダブルスタンダードである。

西洋でも初期の地震学者は、地震を地下の爆発と見ていたようですが、日本でも、江戸期の地震学者は、直感的に地震を何らかの爆発であるという、発想をしていたようです。

地震の謎を解く - 地震爆発論学会P.3

石田昭氏は、「初期の」だの「江戸期の」だの、古い仮説を事更に取り上げて、何が言いたいのだろうか(笑)。 まさか、天動説、四元素説、フロギストン説等が正しいとでも言うつもりだろうか(笑)。 というか、そんなに古い仮説を重視するなら、固体か液体か以前に、マントルなる20世紀以降の概念など否定して、「初期の」地球平面説を唱えるべきだろう(笑)。

真面目に説明すると、新しい仮説が古い仮説に取って代わるのは、新しい仮説が古い仮説より優れている証拠が多々あるからである。 そうした経緯を無視して、古い仮説を掘り返してきて、ろくに根拠も示さずに、古い仮説を重視するのは疑似科学に他ならない。

観測技術の発達、計算技術の発達と共に、却って細かな観測や計算の結果に縛られて、自由な発想が制約を受けているように思えます。

したがって、自由は発想に基づいて、今一度地震学を土台から見直すことも必要であると思います。 そうした観点に立って、固定した見方を一度取り去って、白紙から議論を進めるくらいのつもりで、敢えて専門外の一人として、意見を提示して頂きました。

地震の謎を解く - 地震爆発論学会P.3,4

科学が「観測や計算の結果に縛られ」るのは、それが科学の必須条件だからである。 「観測や計算の結果に縛られ」ないのは、疑似科学である。

「観測」「の結果に縛られ」ないということは、現実を無視するということである。 科学は、現実を無視していては成り立たない。 現実を無視するなら、それは科学ではなく、創作となる。 たとえば、地震予知は、現実に起きる地震を予想しようとするのだから、現実を無視していては成り立たない。 もちろん、空想の中で起きる地震を予測するのであれば、現実を無視しても差し支えはない。 しかし、現実に起きる地震を予測したいなら、「観測」「の結果に縛られ」なければならないのは当然である。

また、科学理論は現実と辻褄の合うように作られるため、従来理論と辻褄を合わせることは、間接的に現実と辻褄を合わせることになる。 とくに、現実と良く一致する定量的な理論に基づいた計算結果と辻褄を合わせることは、現実と辻褄が合っていることの証明になる。 一方で、定性的な理論と辻褄を合わせても、定性的な思考の中に主観的要素が入り込んでしまうため、完全に現実と辻褄が合っているかは証明しにくい。 専門分野の天才科学者でさえ、想像の世界において、現実の化学や物理の法則を全く何の間違いもなく適用するのは極めて困難である。 現実の化学や物理の法則を正しく理解しておらず、かつ、「観測や計算の結果に縛られ」ない石田昭氏には、想像の世界において、現実の化学や物理の法則を正しく適用することは不可能である。 一般論として、一見すると、定性的には正しいように見えても、定量的な辻褄が合わない場合がある。 逆に、定性的には間違っているように見えても、定量的な辻褄が合うこともある。 その場合、信じるべきは、主観的要素の入る余地のない定量的な検証の方である。 だからこそ、科学では、現実と辻褄を合わせるために「計算の結果に縛られ」ることが必須条件なのである。

ただし、「観測や計算の結果」を鵜呑みにしてはいけない。 当然のことながら、観測方法の誤りや計算の誤り、それらの解釈の誤り、公式の誤り等がないとは限らない。 もちろん、確固たる根拠に基づいてそうした誤りを指摘することは認められる。 そして、正しいと推定できる「観測や計算の結果」には「縛られ」なければならない。 たとえば、ニュートリノが光速を超えるとする論文が発表されたときは、後に、実験の誤りが指摘され、その指摘に沿って修正した実験ではニュートリノは光速を超えなかった。 このように、「観測や計算の結果」に誤りがある可能性は常に考慮する必要がある。 しかし、それは、「観測や計算の結果に縛られ」ないこととは全く違う。

「観測や計算の結果に縛られ」ない疑似科学理論をいくら提唱しても、科学の発展には何の役にも立たない。 疑似科学家の多くは、こうした現実と辻褄を合わせることの重要性に気づいていない。 だからこそ、こうした現実と辻褄を合わせることを否定する疑似科学家は珍しい。 そうした意味で、石田昭氏は、他の疑似科学家とは別格の超疑似科学家と言えるだろう。

勘違いの点もあろうかと思いますが、自由闊達な地震学サロンでの議論風発の一こまとしてお許しいただきたい。

地震の謎を解く - 地震爆発論学会P.4

石田昭氏の主張は、「勘違いの点もあろうか」ではなく、「勘違いの点」しかないのである。

特に地球の内部構造に関しましては、著者の直感に基づいて書いたもので、諸賢のお叱りを頂戴するかもしれませんが、地球の内部が固体であるということが、どうしても信じることができないのです。

地震の謎を解く - 地震爆発論学会P.4

石田昭氏が、「どうしても信じることができない」ことは理論の真偽とは全く関係がない。 「観測や計算の結果」を無視して「著者の直感に基づいて書いたもの」は科学的に何の価値もない。

コンピュータの計算結果は、最初の仮定が間違っていれば、まったくおかしなものになるはずですが、吟味がなされずに、結果を信じているように見えます。

地震の謎を解く - 地震爆発論学会P.4

石田昭氏の主張するように、「観測」「の結果に縛られ」なければ、「まったくおかしなもの」になった「コンピュータの計算結果」が「吟味がなされずに、結果を信じている」ことは起こりうる。 しかし、科学では、「観測」「の結果に縛られ」るので、「コンピュータの計算結果」と「観測」「の結果」をきちんと照合する。 そして、「コンピュータの計算結果」と「観測」「の結果」が合わない時は、当然、「最初の仮定が間違って」いる可能性を想定した検証を行う。 よって、科学では、「まったくおかしなもの」になった「コンピュータの計算結果」が「吟味がなされずに、結果を信じている」ことは起こり得ない。

石田昭氏の主流学説に対する無理解で解説する通り、石田昭氏は「コンピュータの計算」について全く理解していないようである。 そして、新・地震学セミナー(1151-1170) - 石田地震科学研究所の1156によれば、どうやら、武田邦彦氏による無知に基づく説明(コンピュータ・シミュレーション超初心者である武田邦彦氏の誤解参照)を石田昭氏は真に受けているらしい。

ともあれ、地震学が、大きく進歩して、地震予知の方法が確立し、住みよい社会が実現することを願って止みません。

地震の謎を解く - 地震爆発論学会P.4

以上の通り、石田昭氏の主張は「地震学が、大きく進歩して、地震予知の方法が確立し、住みよい社会が実現する」のに全く何の役にも立たない。

さて、本書はその正しい「物差し」、地震の発生機構の解明に役立てようと挑んだものでありますが、その骨子は十年前の平成元年の春、ゲラー助教授が投稿したのと同じ英国の科学雑誌「ネイチャー」に投稿したものであります。 ただし、「残念ながら、掲載できません」と拒絶されてしまいました。 余りにも定説と違う内容であるので、学術雑誌、学会誌に掲載するのは無理かとも思い、ANS研究会内部資料として、これまでは、関係者に配布してきました。

地震の謎を解く - 地震爆発論学会P.14

現代科学において、「余りにも定説と違う内容である」ために「『残念ながら、掲載できません』と拒絶され」た事例などない。 事実、石田昭氏が投稿した英国の科学雑誌「ネイチャー」や日本自然災害学会誌「自然災害科学」は論文の掲載を不適当と判断したが、それは「余りにも定説と違う内容である」という理由ではない。

地震は爆発現象であることを論旨とする石田理論を、13年前にイギリスの科学雑誌NATUREに投稿しましたが、掲載を断られました。 その時の断り状です。

your paper is too speculativeということですが、この判定は時代が変えてくれるものと期待します。 「雪玉」も少なくとも今の日本社会では、too speculativeですが、西洋社会ではそうでもないと立花隆氏は述べています。 日本の新聞の扱いがピント外れであると語っています。

April 6,1989

Dr.Akira Ishida

Dept.Civil Engineering,

Nagoya Institute of Tech.,

Nagoya Japan

Dear Dr. Ishida,

Thank you for submitting your manuscript "The cause and prediction of earthquake" which we are regretfully returning with this letter.

残念ながらこの手紙を添えて返送しますが、原稿「The cause and prediction of earthquake」を提出いただきありがとうございます。

It is Nature's policy to return a substantial proportion of manuscripts without sending them to referees, so that they may be sent elsewhere without delay. Decisions of this kind are made by the editorial staff, often on the advice of regular advisers, when it appears that papers are unlikely to succeed in the competition for limited space.

遅滞なく他の場所に送ることができるよう、原稿の大部分を査読者に送らずに返送することがネイチャーの方針です。 この種の決定は、限られた紙面の競争で論文が成功する可能性は低いように思われるときに、常任アドバイザーの助言を受けて、編集スタッフによって行われます。

Among the considerations that arise at this stage are the length of a manuscript, its likely interest to a general readership, the pressure on space in the various fields of Nature's interest and the likelihood that a manuscript would seem of great topical in terest to those working in the same or related areas of science .

この段階での考慮事項は、原稿の長さ、一般的な読者への関心の高まり、Natureの興味の様々な分野における紙面への圧力、そして、原稿が科学の同じまたは関連する分野で作業している人々にとって非常に興味深い話題になる可能性、です。

In the present case, I regret to say that we feel that your paper is too speculative for publication in Nature to be appropriate .

今回のケースでは、残念ながら、Natureでの発表として適切であるにはあなたの論文はspeculative(思弁的、不確か)すぎると私たちは感じています。

I am sorry that we cannot respond more positively.

もっと肯定的に対応できないのが残念です。

Yours sincerely,

敬具

Dr. Laura Garwin,

Physical Sciences Editor

新・地震学セミナー(221-230) - 石田地震科学研究所

石田昭氏が公表している通り、英国の科学雑誌「ネイチャー」が掲載拒否した理由は「too speculative (思弁的、不確か)」であって、「余りにも定説と違う内容である」からではない。 何ら根拠を示さない空想論のみだから「too speculative (思弁的、不確か)」と評価されるのは当然である。 根拠を示さない空想論である限り「この判定は時代が変えてくれる」わけがない。

尚、立花隆氏は、ロッキード事件を暴いたジャーナリストとして有名だが、その言動の多くに疑問を投げかけられているのも事実である。 とくに、立花隆氏の科学分野に関する言説については疑似科学的なものが多い。 10月19日の土曜講座研究発表に向けて 立花隆問題とは何か(上) - 市民科学研究室によれば、立花隆氏は「雪玉が宇宙から降ってくる」という奇説について、「アメリカでは、多くの専門家がこれで基本的にはフランク博士が11年前にとなえた説が確証されたと受けとめ」られていると主張しているらしい。 しかし、どうやら、立花隆氏の言う「アメリカ」の「多くの専門家」とは、ニューサイエンスなる疑似科学に属する人たちを指しているようである。 「雪玉が宇宙から降ってくる」という奇説には、本物の専門家が支持するような確固たる証拠はない。 疑似科学家のみに限定した「西洋社会」であれば「そうでもない」のだろうが、疑似科学家のみに限定すれば「今の日本社会」でも「そうでもない」ことは言うまでもないし、本物の科学者に限定すれば「今の日本社会」でも「西洋社会」でも証拠のない奇説であることには変わりがない。 そもそも、石田昭氏の投稿論文を「残念ながら、掲載できません」として拒絶した「イギリスの科学雑誌NATURE」は「西洋社会」の科学誌ではないのか。 石田昭氏は、「イギリスの科学雑誌NATURE」が「今の日本社会」の科学誌だとでも言いたいのだろうか(笑)。

石田理論の骨子は13年前に大学を退官するときに、学会発表を工夫しましたが、論文手直しをする時間がなくて、断念したものです。 当時論文査読者から頂いた講評を紹介しますが、学会という世界は、自由・闊達に憧れる私には、やはり合わない世界だと思います。


石田昭様

1989年8月20日

日本自然災害学会 編集委員長・奥田節夫

先般は「自然災害科学」にご投稿いただき有難うございました。

貴原稿「地震の原因と地震予知一私設地震学」(6月5日受付け)につきましては、編集幹事会におきまして慎重に検討しました結果、まことに残念ながら論文、解説、または論説として掲載することは不適当であるという結論に達しました。 それはつぎのような理由によるものです。

貴原稿の内容がどこまでが他論文の紹介であり、どこからが貴兄の発想であるかが分り難く、論文,解説,論説の区別がつきにくいこと、またとくに地震関係の専門分野のかたの査読意見として、内容がかなり古い学説やその延長上のものが多かったり、漸新な発想ではあるが全く実証の裏ずけのないことが挙げられ、独創的な研究論文として採用することは不適当であると判断しました。

しかし、論文,解説,論説のような堅い目的の原稿ではなく、もっと柔らかい随想風のものとして、狭い専門の立場から全く離れて、地震予知のありかたなどについて、自由なご発想を述べられる形の投稿に変えて戴ければ,受理できる可能性はあります。 ただしこの場合にも、思い切って解説的な部分や、すでに他の人が提唱しているようなことは全部抜いてしまって、まさに貴兄の独創的発想を中心において、面白くかつ分りやすく表現して戴く必要があると思います。

なお編集幹事会としましては、貴兄から今回のわれわれの判断に対するご異議(なるべく具体的な理由をあげて)をお聞かせいただければ、その内容に応じて改めて編集委員会において慎重に検討させて戴く所存です。 以上長年にわたって編集委員としてご苦労いただいた貴兄に対し、まことに失礼な結果となりまして心苦しいきわみですが、何卒われわれの方針にご理解を賜りますようお願い申し上げます。

最後になりましたが、まだまだ残暑の続く折から、ご自愛のほどお祈り致します。

新・地震学セミナー(41-50) - 石田地震科学研究所

この講評を読む限り、既に他人が発表している内容と全く実証の裏付けのない新説をゴチャ混ぜに書いているだけだから掲載できないと断られたのである。 まとめると、「自然災害科学」では「論文、解説、または論説」に次の全てを満足することを求めていることがわかる。

  • 自説と他論文の紹介を明確に区別する(何を新たに提唱しているのかを明確にする)
  • 「かなり古い学説」は出典の紹介程度とし、長々と記述しない(記述の大半が発表済み論文と同じ内容では価値が認められない)
  • オリジナルの新説は、(「観測や計算の結果」による)実証の裏付けを元に記述する

これは、至極真っ当な説明であろう。 しかも、「地震の原因と地震予知-私説地震学」は読んでいて頭の痛くなるような疑似科学理論の塊であるにも関わらず、編集委員長は「ご異議(なるべく具体的な理由をあげて)をお聞かせいただければ」「慎重に検討させて戴く」と真摯な態度で回答しているのだ。 石田昭氏が真面目に「地震学が、大きく進歩して、地震予知の方法が確立し、住みよい社会が実現する」ことに貢献するつもりがあるなら、この査読の内容を踏まえて論文を書き直せば良いだけである。 尚、「もっと柔らかい随想風のもの」「自由なご発想を述べられる形の投稿」が「受理できる可能性はあります」としているが、それには次のような内容を抜くことを条件としているので、これは論文としてではなくコメントとしての扱いだろう。

  • 「解説的な部分」
  • 「すでに他の人が提唱しているようなこと」

通常の科学には、「実証の裏づけ」が必要であることは理解できるのですが、地球の内部を見てくることはできませんから、地震の発生原因に関して「実証しなさい」と言っても不可能です。 実験室で地球内部と同じ条件をつくることはできませんから、実験的に実証せよと言っても不可能でしょう。 通説となっている地震学説だって、「仮説」に基づけば、こうなるはず、と云うレベルで「実証された」と解釈しているだけです。

新・地震学セミナー(1891-1910) - 石田地震科学研究所

確かに、「自然災害科学」の講評では実証の裏付けがないことが問題とされているが、その手段が「実験的」手法でなければならないとは一言も書かれていない。 主流学説は、「『仮説』に基づけば、こうなるはず、と云うレベルで『実証された』と解釈しているだけ」ではなく、シミュレーションの結果が実測と一致することによって、100%完全とは言えないながらも実証の裏付けがある。 このように、「地球の内部を見てくることはできません」「実験室で地球内部と同じ条件をつくることはできません」としても、実証の方法は他にもあるのであり、「『実証しなさい』と言っても不可能」は何の言い訳にもなっていない。

査読者が内容を理解できない(査読者側の理解が追いついていない場合もあるが、大抵は、トンデモな独自理論についていけないだけである)ことによって掲載されないことはあり得るが(通常は掲載拒否の前に他の専門家に意見を乞う)、「余りにも定説と違う内容である」ことは拒絶の理由にならない。 というか、「余りにも定説と違う」画期的な新発見を求めるからこそ、論文を募集しているのである。 ただし、画期的な新発見は「観測や計算の結果に縛られ」る科学の必須条件に従ってはじめて生まれるものであって、「観測や計算の結果に縛られ」ない「自由は発想に基づい」た疑似科学理論からは珍妙な奇説しか生まれない。 例えば、相対性理論量子力学は、ちゃんと「学術雑誌、学会誌に掲載」された。 それらは、「余りにも定説と違う」が、「観測や計算の結果に縛られ」る科学の必須条件に従っていたからこそ、画期的な新発見と認められたのである。

以上のとおり、石田昭氏が「英国の科学雑誌『ネイチャー』に投稿したもの」が「『残念ながら、掲載できません』と拒絶され」たのは、「余りにも定説と違う内容」であるからではなく、「観測や計算の結果に縛られ」る科学の必須条件に従わない「自由は発想に基づい」た疑似科学理論だからである。 石田昭氏は、持論が正しいと主張したいなら、「観測や計算の結果に縛られ」ない疑似科学理論を展開するのではなく、さっさと辻褄の合う「計算の結果」を示せば良い。 例えば、「マントルが液体」の場合に観測され得る地震データを計算し、それが主流学説と同等かそれ以下の誤差で実測値と一致するなら、「マントルが液体」である可能性を充分に示したと言える。 それならば、英国の科学雑誌「ネイチャー」も喜んで掲載してくれる。 なぜなら、ネイチャーの方から頭を下げて掲載させてくれと頼み込んで来てもおかしくない画期的な大発見なのだから。 掲載拒否されるのは、そうした根拠を何一つ提示することなく、石田昭氏の空想だけをツラツラと書き連ねているからである。 石田昭氏は、現実の化学や物理の法則と違う法則が適用される自身の空想の世界において辻褄が合わないという理由だけで主流学説を否定するが、その原因が自身の化学や物理の法則に対する無知・無理解である可能性を考慮していない。 また、石田昭氏は、現実の化学や物理の法則と違う法則が適用される自身の空想の世界でこんなことが起こりそうだという創作だけを根拠に仮説を提唱する。 しかし、そのような空想に基づいた主流学説批判や仮説説明は、画期的な大発見とは全く異なる、ど素人が勘違いで生み出した奇怪な珍説にすぎない。 本気で地震学に貢献したいなら、奇怪な珍説は脇に置いて、根拠のある画期的な大発見を示すべきだろう。 ちゃんと根拠を示せば、画期的な大発見になるのであれば、奇怪な珍説は全くの無用の長物である。 閉鎖的なのは、奇怪な珍説に目を向けない地震学界の方ではなく、以下のような項目について頑なに証明を拒む石田昭氏の方なのだ。

  • マントル熔融論を初期モデルにしたシミュレーション計算を行わずに、計算すれば辻褄が合うはずだと主張している
    • 常識で考えても、辻褄が合うわけがない(笑)
    • マントル熔融論での理論上の走時曲線最速値が実測値より遥かに遅いことは地震爆発論(笑)の反証に示す
    • 地殻にかかる潮汐力の合計と耐力を計算せずに「卵の殻のように薄い地殻」が「しっかりと踏ん張って、動かないようの包んでくれている」と主張している
  • 地球誕生からの時間での温度推移を計算せずに「地殻の下部、地球内部はマグマオーシャンのまま」と主張している
  • 全く計算せずに水素と酸素の化合後の体積が減ると主張している
    • 疑似科学仲間(石田昭氏曰く「専門家」)に方程式を教えてもらっていないので計算していないと石田昭氏は明言している
    • 理想気体の状態方程式で計算すると体積が減少するときの反応前温度が6427(kelvin)を超えることを石田昭氏の化学や物理の法則に対する無理解に示す
  • 距離が離れると水圧がどれだけ減衰するかを計算せずに「廃液などを圧入することによって、既存の地下水を高温度の領域に押しや」ると主張している
走時表の石田理論と実測

理科年表平成23年版【地198】(770)走時曲線

尚、小型 PC を利用した地震解析システムの構築 - 防災科学技術研究所ライブラリによれば、Celeron 1GHz/512MBという時代遅れのパソコンでも実用的に動く地震波トモグラフィーや波形インバージョンのソースコードが入手可能なようである。 ソースコードから実行プログラムを得るにはコンパイルの知識は必要だが、知識のある人なら一般の個人でも充分対応できる。 本当に名古屋工業大学土木工学科の元教授であるなら、自身にコンパイルの知識がなくとも、知人を頼れば容易に実現できることだろう。 昔の教え子などに少し手伝ってもらえば良いだけである。 だから、石田昭氏には、他人に証明責任を転嫁する正当な理由はどこにもない。

警告・苫小牧のCCSは危険性がある - YouTubeでの、これら計算を行なっているかどうかの質問に対して、石田昭氏は驚くべき対応を行った。

なお、YOUTUBEに上げた「警告・苫小牧のCCSは危険性がある」での読者による議論には災害防止の役にも立たない「生産性の低い議論」が見受けられますので、コメント記入欄を閉鎖しました。 今後はご自分のサイトで自論を展開していただければと思います。

新・地震学セミナー(3031-3050) - 石田地震科学研究所

なんと、「生産性の低い議論」と言い訳して、コメント欄を閉鎖し、質問を闇に葬り去ったのである。 石田昭氏がこれらの計算を行なっているかどうかは、石田昭氏の主張の科学的根拠の有無を確認するものであるから、「生産性の低い議論」なわけがない。 この質問が結果的に「生産性の低い議論」になるとすれば、それは石田昭氏がこれらの計算を全く行なっていない場合に限られる。 すなわち、「生産性の低い議論」をしているのは石田昭氏ただ1人である。

地震発生に関する科学的な理解が欠落した討論は無意味である

新・地震学セミナー(3071-3090) - 石田地震科学研究所

石田昭氏は、ブーメランも見事である(笑)。 「地震発生に関する」部分に限らない基礎的な部分に関する「科学的な理解が欠落した」地震爆発論(笑)は完全に「無意味である」。

もういい加減にプレートテクトニクス論で「分かったようなふり」をするのはやめていただきたいものです。

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石田昭氏こそ、「もういい加減に」地震爆発論(笑)「で『分かったようなふり』をするのはやめ」てはどうか(笑)。

いづれも地震爆発論から見れば“御伽噺”のような妄想的研究ですが、科学雑誌に掲載されるそうです。

新・地震学セミナー(2351-2370) - 石田地震科学研究所

地震爆発論(笑)のような超“御伽噺”と比べるな(笑)。

地震学者は全般的に力学に疎いようです

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力学どころか化学や物理の基本法則を全く理解していない石田昭氏が言うことではない(笑)。

また、地震爆発論を科学的根拠が無い幼稚な議論だと非難する方も少数いますが、科学を強調する人ほど権威にひれ伏しているのではないと思える節があります。

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えっ?本気で地震爆発論(笑)が多数派に支持されてると思っているのか(笑)。 石田昭氏は、地震爆発論(笑)の存在すら知らない人や全く相手にしない人を勘定に入れてないのだろう。

地震学者の「権威」が及ばない化学や物理の基本法則に反しているのだから、地震爆発論(笑)を「科学的根拠が無い幼稚な議論だと非難する」ことと「権威にひれ伏」すかどうかは全く関係がない。 むしろ、何ら証拠を提示せず、検証という選択肢を与えない地震爆発論(笑)こそ、偽の「権威」に「ひれ伏」させている。 石田昭氏のその姿勢は地震爆発論(笑)の理論以外でも変わらない。 例えば、石田昭氏は、国会証言について述べているが、特定の人物の発言内容に言及するのに、その人物の発言を一切示さず、それを聞いた人の発言しか示さない。 そして、それに対する当該人物の返答も一切示さない。 議事録へのリンクも示さないから、国会でどのようなやりとりがあったのか第三者が検証できない。 証拠を示して第三者の検証を受け入れるのが科学の必須条件である。 第三者の検証を受け入れずに、偽の「権威」に「ひれ伏」すか、あるいは、「科学的根拠が無い幼稚な議論だと非難する」かの二択しか与えない地震爆発論(笑)は疑似科学以外の何物でもない。

池の外で起きている現象を「池の中の論理」だけで解明しようとし、新しい考え方を罵詈雑言で批判し、否定する姿勢は「権威主義」そのものだと思います。

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地震爆発論(笑)は、「池の外」か「池の中」の違いでは済まない、現実の外、妄想の中の理論なので論外である(笑)。

地震学者もマスコミも、公開質問状には反応もせず、地震爆発論を黙殺しているのは不思議です。

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そりゃ、地震学者やマスコミにとって、証拠も何も示さないファンタジー理論にすぎない地震爆発論(笑)は相手にする価値すらないからである(笑)。 一般人については「地震爆発論を黙殺している」人の存在を黙殺しておきながら、地震学者やマスコミに対しては「地震爆発論を黙殺している」と文句を言うのはダブルスタンダードだろう。

権威主義の下に定説の知識で「ああだこうだ」と批判している間にも「全く未知の化学現象で起きているガスの生成、発火」という地震プロセスが地下深部では進行しているのです。

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「未知の化学現象」なのに「ガスの生成、発火」「という地震プロセスが地下深部では進行している」らしい(笑)。 石田昭氏は都合が悪くなると「未知」を言い訳にして逃げるが、これはその言い訳の矛盾点を明確に表している。

真っ当な科学における未知と石田昭氏の主張する「未知」は全く異質の代物である。

真っ当な科学では、現象Aに対応する仮説αが実証されている場合に、現象A(および仮説α)を既知として扱う。 逆に、現象Bに対応する実証された仮説がない場合に、現象Bを未知として扱う。 つまり、真っ当な科学における未知とは、確立した理論や法則がカバーできる範囲の外側のことを指す。

  • 説明「現象Aはこうである」
  • 質問「では、現象Bはどうなってるのか?」
  • 回答「それは『未知』です」

一方で、石田昭氏の主張における「未知」は、自身の主張する理論や法則の対象範囲のど真ん中にある。 そのど真ん中において、現象との辻褄合わせや実証ができない場合に、石田昭氏は「未知」を言い訳にする。

  • 質問「何を根拠に言っているのか?」
  • 質問「定量的に計算したのか?」
  • 回答「それは『未知』です」(笑)

言うまでもなく、真っ当な科学では、現象との辻褄合わせや実証ができない代物であれば、それは既存の現象をカバーできているうちに入らない。 しかし、石田昭氏は、何の根拠も示さずに、自身の主張する理論や法則がカバーできているうちに勘定してしまう。 それでいて、その矛盾を追求されると、「未知」を言い訳にして逃げるのである。

真っ当な科学における「未知」とは、言及不可能なことなのである。 だから、真っ当な科学者は、新たな手掛かりを見つけないことには「未知」に言及できないことを素直に認める。 真っ当な科学者は、根拠のない想像で安易に「未知」に言及したりはしない。 一方で、石田昭氏は、「未知」に対して言及不可能であることを認めない。 そして、自身の主張する理論や法則の欠陥に対する言い訳として「未知」を悪用する。

  • 科学者「現代科学でも分からないことはある」
  • 石田昭氏「俺には分かる」
  • 質問者「何を根拠に言ってるのか?」
  • 石田昭氏「根拠は『未知』だから分からないが、結論は分かっている」(笑)
  • 全員 「分かってねえじゃねえか(笑)」

今日は初めて、研究者の肩書きを持つ母校の名誉教授から電話をいただき、喫茶店で長らく会話を楽しみました。 ご子息も京大の現役教授で地震予知関連の研究者だそうです。

その方がディレクターを務める研究会で講演してくれという話になりました。 よろこんでお引き受けしました。 地震爆発論を高く評価してくださっていますので、今後新しい展開があるものと期待しています。


一昨日お会いしたのは実は梅野正義名工大名誉教授です。 ご子息の梅野健先生の研究はこのセミナーでも[2340]、[2420]などで紹介し、高く評価してきました。

新・地震学セミナー(3071-3090) - 石田地震科学研究所

上席研究員リスト - 名古屋産業科学研究所によれば、「梅野正義名工大名誉教授」は半導体電子工学の専門家であって、地震に関しては門外漢である。 京都大学教育研究活動データベースによれば、「京大の現役教授で地震予知関連の研究者」の「ご子息の梅野健先生」は情報通信分野の物理学者であり、やはり、地震に関しては門外漢である。 物理学者が地震予知の真似事をしているだけなのである。 その真似事の地震予知については地震予知のトリックで紹介する。 石田昭氏は、このように、専門外の人物を抱き込むことにのみ力を入れており、専門家に対して証拠を突きつけることをしない。

以上、石田昭氏の基本的姿勢には次のような致命的な問題がある。

  • 自意識過剰で傲慢
    • 「地震学を専門として学んできたわけではありません」のに自身の勘違いを顧みない
    • 自ら提唱した珍説を証明することを一切拒否し、他人に証明責任を転嫁する
    • 何も根拠を示さない珍説が認められないのは地震学界が閉鎖的だからと考える
  • 根っからの疑似科学思想
    • 「観測や計算の結果に縛られ」る科学の必須条件を批判する
    • 「観測や計算の結果に縛られ」ない「自由は発想に基づ」いた疑似科学的手法を推奨する
    • 理論値と実測値の定量的比較は断固拒否する
    • 現実の法則とは全く違う法則が適用されている自身の空想を重視する

石田昭氏の主張は、無知・無理解に基づく納得論法と根拠を示さない「かもしれない」論法でしかなく、そうした疑似科学的手法が受け入れられないことに対して「○○学界は閉鎖的」論法を展開しているにすぎない。 このような姿勢で居続ける限り、地震学に貢献することは夢のまた夢であろう。 というか、土木工学系の元教授を自称しながら、中学生でも知っている方程式を疑似科学仲間(石田昭氏曰く「専門家」)に教えてもらっていないから計算していないと言い切ることを、何も恥ずかしいと思わないのだろうか。 石田昭氏の言動が名古屋工業大学の名前に泥を塗っていることは言うまでもない。

島崎邦彦委員長代理は「悪魔の証明」を求めている。

本日の産経新聞に原発の安全審査に関する関電と原子力規制委員会島崎委員長代理との間の“戦い“が報道されました。 島崎委員長代理が求めるものは『悪魔の証明』であることを後世に伝えなければいけません。

セミナー倉庫1931-1950 - 地震爆発論学会

「悪魔の証明」だと他人を批判するなら、まず、自身の「悪魔の証明」を改めるべきだろう。 そもそも、石田昭氏は、全く新しい化学や物理の法則を作り出しているが、それなら、地震学の前に、まず、化学や物理の世界でそれら新法則が認められるように努めるべきではないのか。

主流学説に対する無理解 

石田昭氏の主流学説に対する無理解にて具体的に指摘する。

  • 査読論文に対する誤解
  • 科学史で「暫定仮定」が何度も覆ってきた事実を把握していない
  • インバージョン・トモグラフィーに対する誤解
  • 誤差を正しく評価できない
  • 摩擦等の抵抗力が全くない石田昭氏の空想世界(笑)
  • 「次の大地震」と余震の区別がつかない等(笑)
  • その他

化学や物理の法則に対する無理解 

地震爆発論(笑)を構成する個々の理論は、明らかに、化学や物理の基本法則に反しているが、それよりも基本的な誤りがある。 地震爆発論(笑)の最も基本的な誤りは、それを実現するために神や悪魔のような超越者が必要になることである。 核兵器を遥かに超えるエネルギーを持つマグマが、水と接触するまでは何ら破壊的活動を起こさず、大量の水に触れても水蒸気爆発を起こすこともなく、高温の爆鳴気がすぐには爆発せず、といった都合の良い偶然が積み重ならないと地震爆発論(笑)は成立しない。 そのような都合の良い偶然が一つでも欠けるとせん断波(横波)は発生しないはずだが、せん断波(横波)のない自然地震は有史以来一度も観測されていない。 都合の良い偶然が一つでも欠けるケースが一度もないとすれば、神や悪魔のような超越者が意図的にそのような操作をしていなければ辻褄が合わない。 百万歩ほど譲って、石田流の化学や物理の新(珍)法則を認めたとしても、毎回毎回、都合良くいくつもの偶然が積み重なることがあり得ないことは、常識的判断力を持つ人なら直感的に理解できることである。 それが理解できない石田昭氏には常識的判断力すら欠けていることが窺われる。

個々の化学や物理の基本法則に対する誤りは、石田昭氏の化学や物理の法則に対する無理解にて具体的に指摘する。

  • 可塑性に対する無理解
  • 反発力と「歪み量」の取り違え
  • 力の加え方で破壊に必要な力が変わることに対する無理解
  • 熱力学第二法則(エントロピー増大則)破綻
  • 「水素の爆発」で「体積が減少」する温度ではマグマが揮発する
  • 「体積が減少」する温度であっても減少は極僅か
  • 「マグマ溜り」と爆鳴気の空間的位置関係の矛盾
  • せん断波(横波)の発生を全く説明できていない
  • 熱力学第一法則(エネルギー保存則)破綻
  • 波の基本法則を理解していない
  • 「化学的立場から見ると400km以深のマントル物質は熔融している」(笑)
  • 力に関する基本法則を理解していない
  • 距離による圧力減衰の無視

情報の歪曲等 

石田昭氏による情報歪曲等にて、以下のような内容を指摘する。

  • 「2006年までに東海地震は必ず起きるという説」の捏造
  • 地震規模が顕著に違う科学研究の地震規模を無視したつまみ食い
  • 水位上昇からの「時間差が4〜5ヵ月」を「水位を下げて地震が起きる」にすり替え
  • 「わずかではあるが縦波が認められる」を「影のゾーンは存在しない」にすり替え
  • 該当部分の欠測した記録をもって事象が発生しなかったことにする
  • 「大地震の後で断層が発見され」る稀な事例を一般化(直下型大地震の大半は既知の断層から発生している)
  • ダブルスタンダード
    • 危険なのは増圧?減圧?
    • 「熱解離した解離ガスの爆発」は「火山帯から離れた場所」に適用できるのか?
  • 明らかな門外漢を「専門家」として扱う

悉く外す予知と的中宣言(笑) 

悉く外れる石田昭氏と予知と後付けの口実での的中宣言にて詳細に解説するが、石田昭氏は次のようなトリックを駆使している。

  • 石田昭氏は、予知が的中したかどうかに関わらず、コジツケで的中宣言を出す
    • 圧入地点から30km以上離れた場所で、圧入開始から2年5ヶ月経過してから発生した地震を的中例として扱った
    • 増圧が地震の原因だと主張して的中宣言を出した後に減圧後の地震だと判明すると、減圧が原因でも地震が起きると主張して予知が外れていないことにした
    • 「5日後の2月15日ごろまでは特別に注意をしておいたほうがいい」と予知して、2月19日まで地震が起きなかったのに的中宣言した
      • 「石田昭氏が警告する『苫小牧CCSが地震を誘発する』はその理論から言っても正しいことが証明された」らしい(笑)
    • 「4月1日~10日前後は要警戒日」の期間がかなり残っている4月3日の速報値M3.8にすぎない小規模地震で早々と的中宣言
  • 予知を悉く外しているので、これ以上外さないよう、後から出した予知ほど予知内容がより曖昧になる
    • 「5日後」で予知を外したので、「4月1日~10日前後は要警戒日」と期間を倍に広げた
    • 「しばらくの間は、過去の経緯から見て」「警戒した方がいい」と期間設定を放棄
    • 「実験終了後2年半後に発震したケースもあります」
    • 「小さな地震も頻繁に起きるのかもしれませんし、最終的な発振日もずれるかもしれません」

地震予知のトリックで説明した通り、地理的範囲、時期、規模を広く取れば、地震の予知はほぼ100%当たる。 だから、圧入地から数10km圏内で数年以内に地震が起きたという事実は、周辺地域での過去の地震発生頻度から見て、偶然で十分に説明がつくものである。 しかし、「しばらくの間」と期間を曖昧にすることで100%当たるように細工されたインチキ予知は、石田理論と全く適合しない。 なぜなら、「減圧効果」が最も高い圧入停止直後に発生せずに圧入停止から長期間経ってから発生したのでは、石田昭氏による情報歪曲等で紹介した「圧入を中断して減圧効果が出た頃に発生」という石田理論と適合しないからである。 石田昭氏の化学や物理の法則に対する無理解石田昭氏による情報歪曲等で紹介した「『地下水脈』の中でトコロテン式に地下水が『押し出される』」という石田理論では、水中での縦波の伝搬に要する時間以上の遅延は説明できない。 つまり、このようなインチキ予知は、石田理論の間違いを認めていることと同じである。

反証 

地震爆破論(笑)には何の証明もない以上、それに対して反証を行う必要性は全くない。 しかし、容易に反証できるものは敢えて反証しておいても問題はなかろう。

地震爆発論(笑)の反証にて、次の理論が成立しないことを示す。

  • 「地震現象は地下において起きる水素の爆発(爆鳴気爆発:Detonation)である」理論
    • 「地下水がマグマの高熱に接して起きる熱解離という作用」の後に「周囲の温度はいったん降下」して残るのは100%の水
    • 「水素の爆発」で「体積が減少」するためには反応前温度が6427(kelvin)以上必要
  • 「殆どのエネルギーは二層構造の地殻内部を屈折と反射を繰り返しながら、伝播している」理論
    • シャドーゾーンが全く説明できない
    • 走時の理論上限最速値が実測値より遥かに遅い
    • 距離減衰率の理論値と実測値が合わない

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